枕崎の港

地方活性化の掛け声が「地方分権」から「地方創生」に変わったのはいつからだろうか。いや、それなりに並立・併存、あるいは全く側面が違うのかもしれないが、ぼくの受け止めとしては「地方分権」に失敗し、いよいよ地方がヤバくなったのでもう一度「創生」しようよと、そんな感んじだな。「地方再生」と言った方がぴったりくるけど、「再生」するベースもなくなっちゃったから「創生」するしかないのかもしれないね。

飲みに行こうと!副市長室に誘いに行くのは初めての経験だ(タニカツさん)

それならいっそ「地方復興=Regional Renaissance」ぐらい言った方がいいんじゃないか。だってカッコいいもん。Renaissance=と言えば長く縛られていたキリスト教中心の価値観から、人間性中心の価値観、いや人間性自体を取り戻そうとする運動だったととらえていいだろう。ヒューマニズム回帰だな。これを地方にあてはめると、箱物=再開発一辺倒から、暮らしを基盤にした地方の魅力再発見への回帰と考えていいんじゃないかな。などと今回は、助走として少々ご大層な理屈からはじめる。

執務中の小泉智資枕崎市副市長

なぜか!? 今回枕崎を案内してくれるのが、枕崎市副市長小泉智資さんだからだ。まさに「酒場から地方を考える」かごしま酒場探訪にふさわしいゲストだ。彼とは10年くらいの付き合いになるだろうか。元は大手広告代理店の支店長として南九州を飛び回っていたが、2014年のローカル・アベノミクス路線に呼応し、早期退職をして鹿児島県阿久根市の創生に取り組み、任期を満了した上で枕崎市副市長職に就いた。いわば「地方創生請負人」なのだ。そんな彼と、どんな酒が、どんな酒肴が楽しめるのか楽しみに出かけた。

さあ、枕崎の酒場へ!

市役所で彼の終業を待ち、一緒に夕景の枕崎に繰り出した。車の中で副市長が話す枕崎の状況に耳を傾ける。両側にはシャッターの下りた空き店舗が散見する。地方都市の現状は厳しい。誰もが手をこまねいて見ているわけではない。それぞれの場所で様々に考え、様々に取り組みを進めているはずだ。故郷枕崎創生に取り組むいくつかのケースを、この「かごしま酒場探訪・枕崎編」でレポートしたい。

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です